会社、企業の信用調査の方法について

会社、企業の信用調査の方法について

企業がビジネスを行う上で、信頼できる取引先、パートナーとの関係を構築するのは
非常に大切なことです。
信頼関係は時間をかけて構築していくものですが、
新たに取引を開始する際には、最初の段階でできるかぎりの信用調査を行いたいものです。

 

商品を納入したのに、代金が支払われないというようなことになると、
大きな損害を被ってしまいます。

 

中には、初めから詐欺的な事を目的とした悪質な業者も
おりますから、取引を開始する際は十分な調査が必要です。
仮に、友人、知人からの紹介だとしても、
その友人、知人も欺かれているということもなくはありませんので
信用調査は怠らずに行いましょう。

 

まず、取引先の本社、事務所、店舗に実際に足を運び、
きちんと事業が運営されているか確認しましょう。

 

そして法人である場合、法務局でその会社の登記簿謄本を取得しましょう。
登記簿謄本は会社登記簿、不動産登記簿、どちらも手数料を支払えば
誰でも取得することができます。

 

なお、登記簿を取得して、「実在する会社だ」と安心してはいけません。
必要書類を作成し、費用を払えって会社設立の登記をすれば
誰でも簡単に会社を作ることができ、「代表取締役」となることができます。
しっかり登記をしている詐欺的な会社、悪質な会社もありますから、
登記簿に存在しているというだけで安心する材料にはまったくなりませんので
注意しましょう。

 

会社の登記簿を取得したら、その会社の住所地の土地建物の
不動産登記簿謄本を取得しましょう。

 

土地建物の名義が誰になっているのか(登記簿の「甲区」に記載されています)
その土地建物に抵当権などの担保権が
どの程度の設定されているのか(登記簿の「乙区」に記載されています)
をチェックしましょう。
なお、乙区に仮差押や差押が入っている場合は、
この企業は返済や支払いが滞っているということなので、
かなり注意が必要です。

 

さらに会社の登記簿には代表取締役の住所地が記載されていますから、
その住所地の土地建物の不動産登記簿も取得し、
こちらも名義人と担保権の状況を確認しましょう。

 

このように実地と登記簿からの調査とあわせて、
信用調査業者を利用して信用調査を行うことも可能です。

 

全国展開する企業信用調査会社

全国展開する企業信用調査会社としては、
帝国データバンク(TDB)、東京商工リサーチ(TSR)
の二社が代表的で、この二社で
信用調査業界の9割近いシェアを占めています。
(TDBが約60%、TSRが約30%)

 

帝国データバンク(TDB)

帝国データバンク(TDB)は、
決算書をはじめ数値で表現される情報から、各業界における位置づけや代表者の経営力など
人的な情報を盛り込んで、TDBが独自に蓄積した情報と比較・分析し提供しています。

 

調査担当者が調査先に足を運び、現地を実際に目で見て
詳細な情報を収集し、信用調査報告書を作り上げています。

 

帝国データバンク(TDB)
http://www.tdb.co.jp/lineup/research/

 

 

東京商工リサーチ(TSR)

「信用・信頼・信念」を社是とし、
永年に渡って企業信用情報を提供する世界のリーディングカンパニーThe Dun and Bradstreet Corporation(D&B)と、
1994年に業務提携をし、全世界の企業情報を提供しています。

 

東京商工リサーチ(TSR)
http://www.tsr-net.co.jp/

 

このように、実地調査、登記簿、調査会社などを利用し、
信用調査を行ってから、取引を開始するのがよいですが、
これらのデータを集めても最初は読み方や意味がわからないのが普通だと思いますので、
弁護士などに、取引先についてや契約内容について
おかしいところはないか相談してみるのもよいかと思います。

 

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