パワハラ(パワーハラスメント)とは?労災認定した判例について

パワハラ(パワーハラスメント)とは?労災認定した判例について

パワハラ(パワーハラスメント)とは

パワハラ(パワーハラスメント)とは、職場の上司による
業務上の必要な範囲を超える
肉体的、精神的いじめ、嫌がらせを指す言葉で、
一般に広く知られていますが、
法律用語ではなく、明確な定義があるわけでもありません。

 

ですからパワハラのそのものを規制する法律もないわけですが、
パワハラを受けた側は、通常甘受すべき程度を超えて
精神的苦痛を受けた場合は、損害賠償を請求することができます。

 

上司の暴言やいじめをパワハラが原因で自殺した事件

平成19年に上司の暴言やいじめをパワハラとし、
これが直接の原因で労働者を自殺まで追いやったという事件で、
裁判所は労災と認定する判決をしました。

 

この判決で注目されたのは、業務上の指導、教育と、
パワハラの境界線についてです。

 

この裁判では、次のような点があったことから違法性を認める根拠となったとされています。

 

・上司の部下に対する嫌悪感情があったこと

 

・部下の立場を配慮せず、大声で怒鳴り散らすような言い方をしたこと

 

・部下の人格や人間性自体を否定するような発言があったこと

 

職場での指導、教育、人材育成と、
いじめ、嫌がらせ、パワハラの境界線は非常に難しいところではあります。
はじめから嫌悪の感情で、部下に対していじめや嫌がらせ行為を
することは論外ですが、
上司としては部下の成長のために愛をもって心を鬼にして
厳しい指導を行っても、
部下にとっては苦痛でしかなかったという場合もあります。

 

もちろんどんなに厳しくても信頼関係が成立している場合もありますし、
外側からはもちろん当事者どうしでもお互いの感情を
理解していない場合も多々あります。

 

職場のパワハラ対策というのは、非常に難しいところではありますが、
経営者や労務管理を担当する方としては、
会社での意識調査や、第三者の相談担当者や、
コンサルタント、セラピストのような専門家から、
弁護士、社会保険労務士といった法律の専門家など、
様々な角度から意見を聞いて、健全な職場環境を作れるよう
心がけていただければと思います。

 

 

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