銀行がチェックする決算書のポイントをおさえましょう。

銀行がチェックする決算書のポイントをおさえましょう。

今回は、銀行や金融機関がチェックする
決算書(貸借対照表、損益計算書)のポイントについてのお話です。

 

貸借対照表、損益計算書いずれにしましても、
当期の数字についても重要ですが、
過去の数字との比較という視点でみることが重要です。

 

要は、創業からどれくらいの時間が立ち、
その中、上がってきて今の数字なのか、
下がってきて今の数字なのかということで、
同じ当期の数字も異なる意味合いになってきます。

 

創業間もない事業が、当期単体で見れば、
あまり芳しくない数字だととしても、創業から
徐々に起動に乗り始め、前期とくらべて上向きなので
あれば、今後を期待するという見方もできるわけですが、
長年事業をやっていて、当期の数字単体では優秀でも、
それが前期やそれ以前とくらべて下降してきた数字であれば、
今後に不安がもたれるということにもなります。

 

ですから、直近の貸借対照表、損益計算書の
数字の大小、比率だけで一概に判断することはできませんが、
一応の目安として、一般的に金融機関がどの数値に注目して
どのぐらいであればよいのかというポイントをご紹介いたします。

 

金融機関が注目する数値

総資産対経常利益率

経常利益÷総資産×100

 

損益計算書の経常利益をもとに、
総資産からどれだけの利益を得たのかという数字です。
高いほど良いです。

 

売上高対経常利益率

経常利益÷売上高×100

 

経常利益

経常利益は
売上高−売上原価−販売費及び一般管理費+(営業外収益−営業外費用)で、
売上高経常利益率は、財務活動も含めた
企業の通常の経営活動による収益性を表す数値です。
高いほど良いです。

 

流動比率

流動資産÷流動負債×100

 

流動比率は、
1年以内に支払いのある短期的な支払い義務(流動負債)に対し、
1年以内に現金化できる支払手段(流動資産)が
どのぐらいあるのかの比率です。

 

200%以上あるのが理想的となれますが、
120〜150%くらいあることが望ましいです。

 

自己資本比率

自己資本÷総資本×100

 

自己資本比率は、
総資本のうち自己資本が占める割合です。
自己資本比率は50%を超えていると、
非常に優良です。
30%以上あることが望ましいとされています。

 

ギアリング比率

有利子負債÷自己資本×100

 

返済義務のある他人資本が、どれだけ返済義務のない自己資本で
カバーされているかを示すものです。
100%を下回るのが望ましいとされています。

 

固定長期適合率

(固定資産÷(自己資本+固定負債))×100

 

インタレストカバレッジレシオ

事業利益÷金融費用

 

企業が本業で得た利益と財務活動で得た利益を足した
事業利益が、支払い利息などの金融費用の何倍あるかを表す数値です。

 

この数値が1ということは、
事業利益と金融費用が同額ということですので、
利益が、支払いで全部消えてしまうという状況です。

 

高ければ高いほどがよいのですが、
2、3倍が標準的で、10倍以上あることが
理想的と言われています。

 

自己資本額、売上高は高ければ高いほど評価されます。
また、営業利益+減価償却費のキャッシュ・フロー額も
高ければ高いほどよいとされています。

 

 

スポンサードリンク
スポンサードリンク